秋月川柳像
時代が下るにしたがい、文献に現れる秋月川柳像も線がつぶれてイメージを変えている。 私の最初のイメージは、岩波文庫の画像であり、川柳の丸みある柔和な表情であったが、実際には、目を見開いた、世の中を見通し、句選みに長けた鋭い眼差しであった。 この画像所載の『誹風柳多留』24篇は、本物を見る機会が少ないが、上田市立図書館・花月文庫で見ることができる。