八世川柳作品
蒲殿の頃大串も売れる武者 (『海内柳の丈競』:安政3) 西洋の勇ミ和扇で風を切り (金龍山奉額:明治13.12) 八街やちまたに柳栄えよ御代の春 (八世立机会:明治21) 柳風の徳や頭痛も無き百会 (柳祖百年忌:明治22) 木枯らしに目を拭く今日の魂祭 (庚寅祖翁忌:明治23) 玉兎の春に照りまさる月都の地 (柳亭額:明治24) 散るもよし柳の風にまかせた身 (辞世)