十三世川柳作品

     歌カルタ読人はチビリチビリ遣り
     頂て踏むや柳の朝日影     (真編柳多留初編宗家継承句合)
     順風に芽ぐむ昭和の柳樽    (真編柳樽2篇・戊辰歳旦会)
     見上げられてる全勝の武蔵山  (真編柳樽4篇)
     柳から生まれた気でも青蛙   (13世立机披露:真編柳樽11篇)
     時ならぬ風に柳の幹は折れ   (病中の作。辞世とす)