短 冊 ギャラリー

日本海掃へ雲ふく日出つる

三笠

初日の出勇士の武勲しのままに

三かさ

感激も決意も新た第二春

三笠

祈るほど子のおもかげのしのばれる

みかさ

ほろ酔のままでおきたい父のかほ

三笠

 

    御茶屋を家業のひとつとした三笠は、幼年期より書を仕込まれた。普段から短冊を書く習慣があったわけではないようであるが、正月には欠かさず書初めをした。左の3句は昭和17年の書初め。右の2句は、自分でも気に入っていた三笠の代表的作品の染筆。

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