位付け くらいづけ

 入句の高下、優劣を決めること。江戸時代の俳諸などでは点著それぞれの点式、点印があったが、明治以後の川柳では、三才・五客・前抜をはじめ特選・秀逸・佳作など、数種の位付けを共通に用いている。
 三才の代りに三光を用いることもある。
 これらの方式の祖となるのは、第二回川柳会(明治37年7月16日)の久良岐選に始まると思われ、この時の位付けは
   天位・地位・人甲・人乙・日位・月位・星位
 であった。