句席における出句用箋で、小形短冊型に裁った紙。子規が始めた俳句の運座でもまだ定まった名称がなく、「小紙片」などと呼んでいる(『随問随答』明治三二年)。 箋はフダのこと、中国で詩箋とか吟箋と呼ぶ料紙から名づけた呼称だろう。大は25×6センチほどのものから、小は18×3.5センチほどのものがまちまちに用いられていたが、日本川柳協会が第三回全日本大会(昭和54年)を機に、20×4センチの統一規格を打ち出した。