選者 せんじゃ

 集まった句の中から良い句を選び出す人。江戸時代は主として点者、評者、明治時代の旧派では判者を呼称として、定まった資格を指したが、新川柳では立机や允許というような権威主義を廃し、随時に選者を立てる方式を解り、作者が同時に選者である臨時の役割を指す名称となった。″課題詠・個人選”を中心システムとする川柳では、選者はそのつど任意に指名されて、これに当たる。