サッポロビール主催 ビヤホール川柳 |
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「ビヤホール川柳」も第二回。今回はユーモアのある風景、類型を出た着想、句調のリズム感という三つのポイントを基準に選考に当たった。応募句三万余、予選の過程では格別気がつかなかったが、第二席以上の入選句を見ると、明らかに前回よりは水準が上がり、内容的にも多彩になった。ことに特徴的なのは、若い女性からの投句参加が増加したことで、これは他の川柳イベントでは見られない傾向である。若い女性とビヤホールが、もはや日常的風景になっているとはいえ、それに川柳をジョイントさせるためには、客観的視角を持たなければならない。そういう点で、彼女らの目のはたらきにはタンゲイすべからざるものがあり、今後の「ビヤホール川柳」にとってきわめて示唆的である。 | |||
入選句 ◯ 愚痴自慢のろけ肴に口にあわ 北海道 日高 晤郎 (55歳) ◯ 今だけは男はいらぬビヤホール 北海道 杉本 禎子 (22歳) ◯ 札幌で旅のはじまり生ビール 千葉 岩楯 芳馬 (61歳) ◯ ビヤホール枝豆だけで口説く奴 大阪 川西 直美 (46歳) ◯ 七人の敵を愛しているジョッキ 福岡 和田 彰夫 (65歳) ◯ 家計簿につけないママのビヤホール 佐賀 原 峻一郎 (68歳) ◯ ジョッキからオーレ・オーレと泡の声 香川 三谷 典子 (48歳) ◯ 娘やるだから付き合え大ジョッキ 東京 井川一太郎 (60歳) ◯ 世紀末何が起きてもビヤホール 大阪 水元 誠一 (27歳) |
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今年2月〜5月にかけて、皆様から募集した1999年度「ビヤホール川柳」の入選作品が次のように決定しました。応募総数は3万3,238通。審査は川柳作家の尾藤三柳氏が担当しました。 当選と一席作品を含む20点については、1作品づつ20種類のビヤコースターにし、7月中旬からサッポロライオンの全国の店鋪で使用します。 ぜひ川柳をつまみにビール、という風景をお楽しみ下さい。 |
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