明治新川柳中興の祖・阪井久良伎翁は、文明開化によって西欧化一辺倒してゆく日本文化を目の当たりにし、江戸の川柳に日本人の心を見出しました。川柳を通して、日本の良き人間性を訴えました。
 その川柳普及運動の中で、<江戸>の最期に江戸の意地を見せた《彰義隊》戦士に思いをはせ、江戸の文芸たる川柳で、上野に散った彰義隊諸士を偲ぶため「川柳供養」を昭和2年の60回忌から久良岐社にて続けました。
 その意志を継いだ台東川柳人連盟が99回忌、100回忌(昭和42年)に彰義隊墓前句会を催しました。
 そして今年は、150回忌の節目となります。阪井久良伎翁の師系である川柳公論社は、台東川柳人連盟とはかり、上記の行事を行います。
 さらに、明治元年以来、彰義隊戦士の供養を続けてきた日蓮宗東京都北部宗務所の皆さまとともに、社会に向けた彰義隊の文化発信を行います。

 
日 時 : 2017年5月15日 11時開式
場 所 : 上野公園内 彰義隊墓所

      
 (当日、西郷さんの銅像の奥にテントが張られています)
     
 11時より法要開式
       
*有縁寺院梵鐘伝供養
       
(東京の主な寺院の梵鐘が鳴り供養と平和を祈ります)
       *舞楽奉納「陵王」
       
 (日蓮宗の雅楽法要が見られます)
       *徳川慶喜公直筆「撰法華経」伝供養
      

      13時より句会開会
       (課題は以下のチラシ参照、投句〆切は12時30分)

      柳話「彰義隊と川柳」      尾藤一泉氏

      追悼句披講 (彰義隊戦士に川柳を奉納します)

 どなたでもご参加できます。法要(焼香・見学は無料)、句会参加は、投句料とともに軽食と発表誌がついて2000円となります。もちろん見学は自由です。どうぞ、彰義隊150回忌という歴史文化のひと時を上野の山でお過ごしください。

  上野彰義隊百五十回忌墓前法要のチラシ 


       問合せ:   川柳公論社