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 『誹風柳多留』34篇、菅裏序。特徴ある「の」の字
 から、この後の柳多留の文書において菅裏筆を知る。
 |  初代花久の子。下谷の星運堂を継ぐ。『誹風柳多留』の版元を継続。二世川柳と同世代と思われ、文化年代から作者としても活躍。星運堂の在地が五条天神(菅原道真を祀る)の裏にあったことから雪成舎菅裏と号する。
 『誹風柳多留』26篇から序文を執っている。
 呉綾軒可有の薫陶を受けていたと思われる。
 2世川柳を中心とする文化以後の川柳風では、パトロン的役割を果たしていた。
 文化14年、菅籬と一字改号。
 文政元年5月5日没。夏嶽青雲信士。
 
 盗人は酒屋餅屋に借りが出来    (誹風柳多留32篇)
 おもしろさあぐらをかいて土手をかけ(誹風柳多留44篇)
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