初めての川柳

川柳の名称

 
川柳は、宝暦7年8月25日に、
無名庵川柳(本名・柄井八右衛門)によって始められた前句附興行からはじまります。したがって、2007年の8月25日で、満250年の記念すべき日を迎えました。
 川柳が選んだ句は、
呉陵軒可有によって『誹風柳多留』という本に纏められ、これが江戸庶民の間で大ヒットしました。同じ時代には、川柳のような前句附の点者(選者)がたくさんいましたが、川柳の評判はすべてを凌駕し、<川柳>という個人名が川柳の選をした句の代名詞のようになりました。今日、川柳と呼ばれている文芸名は、本来ひとりの前句附点者の雅号でした。